アニメ映画「BLUE GIANT」監督は立川譲!脚本はNUMBER 8、公開は2023年に
石塚真一原作によるアニメーション映画「BLUE GIANT」の公開日が2023年2月17日に決定。併せてティザービジュアルとスタッフ情報が解禁された。
ティザービジュアルには夜の海を前に、1人サックスを演奏する主人公・宮本大の姿が描かれた。対岸には東京を彷彿とさせる夜景が広がっている。
監督は「モブサイコ100」シリーズや劇場版「名探偵コナン ゼロの執行人」で知られる立川譲。「毎日、全力で命を燃やすかのように音を出す主人公『大』と葛藤を抱えた仲間達が織りなす物語を、ぜひ一緒に体感してもらいたいです。『何かしたいけど、何をしたらいいか分からない』という問いに答えを出せる映画になるといいなと、思っています」とコメントを寄せた。
また脚本は「BLUE GIANT」連載開始時からの担当編集者であり、「BLUE GIANT SUPREME」以降、ストーリーディレクターとして石塚と二人三脚で作品を世に送り出してきたNUMBER 8が手がける。NUMBER 8は映画化について「連載開始当初から、石塚さんとは『映像化は望むべくもない』と話していた本作品ですが、立川譲監督、制作陣、音楽班と最高のチームが集まって、最高の映画を作ってくれています。もう、絵コンテと音楽だけで号泣でした」と語った。
アニメーション制作は「幼女戦記」のスタジオ・NUTが担当。立川監督とはTVアニメ「デカダンス」に続くタッグとなる。なお当初は2022年の公開を予定していた「BLUE GIANT」だが、同作の世界をよりよい形で表現するべく制作期間を延長し、2023年に公開する運びとなった。
「BLUE GIANT」はジャズに魅せられた少年・宮本大が、世界一のジャズプレイヤーを目指す物語。2013年にビッグコミック(小学館)で連載がスタートし、単行本は全10巻が刊行されている。2016年から2020年にかけて、舞台をヨーロッパに移した第2部「BLUE GIANT SUPREME」が発表され、現在はアメリカを舞台にした第3部「BLUE GIANT EXPLORER」が連載中だ。
立川譲監督コメント
メインに描かれるのはジャズに対して必死に真摯に向き合う若者達の成長物語ですが、ジャズ好き限定な敷居の高い映画ではなく、ジャズを聞いたことがない方でも楽しめる作品を目指しています。原作「BULE GIANT」の根本にあるものはもっと普遍的な人間の「魅力的な生き様」だと思っています。カッコ悪くてもいい、泥臭くてもいい、そんな魅力的なキャラクターが沢山出てきます。毎日、全力で命を燃やすかのように音を出す主人公「大」と葛藤を抱えた仲間達が織りなす物語を、ぜひ一緒に体感してもらいたいです。「何かしたいけど、何をしたらいいか分からない」という問いに答えを出せる映画になるといいなと、思っています。
NUMBER 8(脚本)コメント全文
とにかく「原作を超える映画」を目標に、脚本を書かせていただきました。映画館には読者の方も、未読の小さな子供さんから大人まで来場されます。皆さんが「最高…!」と言ってくれる物語を目指し、無数の打ち合わせを重ね、ついにそれが出来たと思っています。連載開始当初から、石塚さんとは「映像化は望むべくもない」と話していた本作品ですが、立川譲監督、制作陣、音楽班と最高のチームが集まって、最高の映画を作ってくれています。もう、絵コンテと音楽だけで号泣でした。是非、ご期待ください。
アニメ映画「BLUE GIANT」
2023年2月17日(金)全国公開
原作:石塚真一「BLUE GIANT」(小学館「ビッグコミック」連載)
監督:立川譲
脚本:NUMBER 8
アニメーション制作:NUT
配給:東宝映像事業部